こんにちは、そら☆です。
お菓子の国のロミオとジュリエットの物語のような一冊を紹介します☆彡
タイトル:「フルーツタルトさん」
作 さとうめぐみ 発行 2011年
項 目 | 評 価 |
---|---|
ワクワクドキドキ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
ほっこり | ★ ★ ★ ★ ★ |
メッセージ性 | ★ ★ ★ ★ ☆ |
読みやすさ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
大人にもオススメ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
あらすじ
フルーツタルトさんは、フルーツタルトのパパとママと一緒に美容室で働いてます!

お菓子のお客様は、頭にクリームやフルーツを飾ってもらいに美容室にやってきます。
そしてタルトさんは、皆を綺麗にするのが大好きでした!

そんなある日、タルトさんは、森に飾りの葉っぱを取りに出掛けました!
すると、子供達が集まって何やら騒いでいます!!
タルトさんが行ってみると、そこには、ゼリーの国からやってきて、ブルーゼリーがいました!!
ドッキン!!
タルトさんもゼリーくんも一目でお互いを好きになりました!!

それから、二人は、休みの日になると、森で会うようになり、
優しいゼリー君をタルトさんはもっと好きになりました!
そしてある日・・・・
ゼリー君は、ひざまずいてタルトさんにプロポーズをしました!!

もちろんOKです!!
しかし・・・
それを聞いたタルトパパとタルトママは、カンカンです!!
ゼリーだと!!結婚は絶対ゆるさん!!
タルトはタルトと結婚するのよ!!

それから、パパとママは、ゼリー君と会うことを許さず、
タルトさんは、部屋に閉じこもってしまいました・・・
そして、二人は、こっそり訪ねてきたゼリー君と見つめ合うことだけしかできませんでした・・・

ちょうどその頃、子供達の間でゼリーを飾るのが流行りだしました!
そして、それを見た大人たちも、ゼリーを飾ってもらおうと、タルトさんの美容室に押し寄せます!

しかし、タルトパパとタルトママは、ゼリーの作り方を知らないので困ってしまいました。
パパとママは相談し、タルトちゃんに内緒で、ゼリー君にゼリーの作り方を教えてもらいに行くことを決め、ゼリー君の所に向かいました!

そして、ゼリー君のところに着くと・・・
子供達がゼリー君の作ったゼリーで楽しそうに遊んでいました!!

そんな様子を見た、タルトパパとタルトママは、
「ゼリー君、君のことを良く知らずにひどい事をした・・・うちのタルトとまた、あってほしい」と言い結婚を許してくれました。
そして、ついに、タルトさんとゼリー君は、結婚したのでした!!

感想
この絵本を読んで思いました!
特にここ!!

「ロミオとジュリエット」・・・・(*´▽`*)わら
そうなんです!この絵本は、絵本ではなかなか珍しい、ドストレートな恋愛のお話です!
さて、こんな“べたべた”な展開で最後は、ほっこりさせてくれるお話ですが、
ゼリー君の人柄を知らないで、反対していた両親が、ゼリー君の人柄の良さに気付いて
「ゼリー君、君のことを良く知らずにひどい事をした・・・うちのタルトとまた、あってほしい」といったところで
“相手の事を良く知らないのに、先入観だけで判断してはいけない”ということを教えてくれます。
こうした、“メッセージ”はドラマや小説でも同じように伝えられていますが、ストーリーが複雑だったり、結末の印象が強すぎて、受け手にはなかなか伝わっていないものです!
しかし、絵本は、簡潔でわかりやすいストーリーになっているものが多いので、作者の込めたメッセージが受け手に伝わりやすいのです!!
絵本は、子供だけのものではなく、大人にも色々なメッセージを伝えてくれるものです。
大人が読んでも楽しい絵本もいっぱいあるので、是非、手に取ってみて下さいね☆彡
さとうめぐみ先生の美味しそうな絵本をチェック!!
