こんにちは、そら☆です。
誰もが体験したことがある嘘をついてしまった時の一冊を紹介します☆彡
タイトル:「あのね」
作 かさいまり 発行 2002年
項 目 | 評 価 |
---|---|
ワクワクドキドキ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
ほっこり | ★ ★ ★ ★ ☆ |
メッセージ性 | ★ ★ ★ ★ ★ |
読みやすさ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
大人にもオススメ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
「あのね」のあらすじ
あ、くるまが落ちてる!!

誰のかな??かっこいいな!!
・・・・ちょっとだけかりちゃおう!!

誰のかわかるまで預かろう・・・
外は汚れるし、誰かに踏まれたら困るし・・・
そして、森へ遊びに行くと、トービーがうろうろしています。
「どうしたの?」とチッチが声を掛けると・・・

トービーは、「ねぇチッチ、赤い車知らない?なくしちゃったんだ!」と言いました!
チッチは、“あの車だ”と思いましたが、思わず
「知らない!」と答えてしまいました!

あー嘘ついちゃった!!と後悔をして、チッチは明日返そうと思います。

次の日、チッチはトービーに本当の事を言おうとしますが・・・
「トービーあのね」
「ん?」
「なんでもない!」・・・結局言い出すことができません

どうしてもいえない・・・・
胸がちくちく痛い・・・トゲが刺さったみたいに・・・
嘘ってトゲなんだ・・・どうやったら抜けるんだろう。

次の日、トービーと遊んでいると、胸がチクチク痛くて、途中で帰ることにします。
チッチがお家で悩んでいると、トントン!!
トービーがお家まで来てしまいます!
やばい!!隠さなきゃ!!隠さなきゃ!

そして、トービーをお家に迎え入れると、
トービーは、「チッチ!トゲを抜いてあげるよ!」と
チッチの胸に刺さったトゲを抜いてあげようと、トゲを抜く道具をもってきたのです!
そんな優しいトービーの姿を見て、チッチは本当の事を言う決心をするのです!

「あのね」の感想
ねずみ🐭のチッチは、落ちていた赤い車を出来心で持ち帰ってしまって、それをきっかけに、友達のトービーに嘘をついてしまいます。
いくら正直者の皆さんでも、チッチと同じように咄嗟に、誤魔化そうと嘘をついてしまった経験はあるんじゃないかと思います(>_<)
私は、読み進めながらチッチと一緒に、なんだか胸がチクチクしてしまいました・・・(;゚Д゚)笑
皆さんのお子さんも、同じように自分を守ろうと嘘をついてしまうことがあると思います!
人間ですから、出来るだけ怒られたくないですし、なんとか誤魔化したいと思う気持ちは、誰にでも芽生える感情です!
ただ、嘘は“癖”になってしまいます!癖になってしまうと、大人になっても、嘘をついて誤魔化す人間になってしまいます!
そうならないように、“嘘をついて誤魔化すよりも、正直に謝ることの方がいい”ということを小さい時に教えてあげることは、大人の大切な役割だと思います!
ただ、言葉で伝えてもなかなかお子さんの心の奥には伝わりにくいものです!
そんな時こそ、絵本の出番なんです!
子供は、絵本を体験することが出来るので、皆さんが伝えたい事を、お子さんの心の奥に伝えてくれます☆彡
是非、お子さんが嘘で誤魔化すような事をした時に、「嘘をつかないで正直にいいなさい!」と怒るのではなく、この絵本を読み聞かせてあげて下さい!
きっと、チッチのように、お子さんは正直に本当の事を話してくれると思いますよ♪
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