こんにちは、そら☆です。
金子みすゞさんの有名の詩で「みんなちがってみんないい!」というものがあります。
皆さんも一度は聞いたことがありますよね(>_<)凄くいい詩ですよね♪
金子さん自体は、凄く昔の方ですが、最近は、こういった“個性”が重要だと言われるようになっている気がします。何か根拠がある訳ではありませんが・・・(笑)
みんなちがってみんないい!個性を認め合う絵本
そんな個性の違いを認め合うことの重要性をテーマにした一冊を紹介します☆彡
タイトル:「わたしはあかねこ」 作 サトシン 絵 西村敏雄 2011年発行
項 目 | 評 価 |
---|---|
ワクワクドキドキ | ★ ★ ☆ ☆ ☆ |
ほっこり | ★ ★ ★ ★ ☆ |
メッセージ性 | ★ ★ ★ ★ ★ |
読みやすさ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
大人にもオススメ | ★ ★ ★ ★ ☆ |
とても素敵でカラフルなねこのお話です♪
あらすじ
わたしはあかねこ。
白猫の母さんと黒猫の父さんから産まれたの。兄弟は、母さんと父さんの毛の色を受け継いだ色なのに、私だけ全然違う色で驚いたんだって・・・

母さんや父さん、兄弟達は、私だけ全然違う色の毛だということを可哀そうって言うんだけど、私は、綺麗でかわいいこの色が好きなの!
母さんは、「白いミルクをいっぱい飲めば白くなるかもしれない」と皆よりもいっぱいミルクを飲ませようとするけど、私は別に白くなりたくないの。

父さんは、「黒い魚をいっぱい食べれば、黒くなれるかもしれないよ」と皆よりいっぱい魚を食べさせようとするけど、私は別に白くなりたくないの。

そして、兄弟達も、私の事を可哀そうと思って、自分と同じ色の毛にしようとするけど、私はみんなと一緒の色になりたくないの。
「みんなと同じがいいのかな??」そんなこともちょっと思ってみたけど・・・
やっぱり私はあかねこ!そのままの自分がよかったの。

優しいみんなが大好きだけど、私をわかってくれないのは悲しい。
だからね・・・ある日私は、皆が寝ている内に家を飛び出したの。

たまに家族の事を思いだしてさみしくなるけど、私は家を飛び出してよかったと思ってるの。
だってね!!あおねこくんと出会えたから!
あおねこくんは、初めて私と会った時、
「やあ、君の赤い毛並み、とってもきれいだね」っていってくれたの。

それから、私達はいつも一緒に暮らしたの。そして・・・

感想
主人公のあかねこは、自分が両親や兄弟と違っていても“そのままの自分”が好きと強い意志をもっています!
そんな、あかねこの事を両親や兄弟は、自分たちと“同じような猫”にさせようと色々と策を考えます!両親や兄弟は決して悪気はありませんし、むしろ、あかねこの事を心配するからこその行動です。
しかし、そんな両親や兄弟の気持ちを理解しつつも、あかねこは生きづらさを感じてしまい、家から出て行ってしまいます。
私は、この絵本を読んで、両親や兄弟の考えもわかるし、あかねこの生きづらさもわかるなぁ~と感じてしまいました。。。
そんな、あかねこも旅をしていく中で、初めて“そのままの自分”を認めてくれる人に出会います。人生の中で“そのまま自分の存在”を認めてくれる人が一人でもいるだけで、人生は全然違ったものになると思います!
学校や会社や友人関係で生きづらさを感じながらも、そこから離れられない人も多いと思います。
最後に、自分の居場所を見つけたあかねこは、絵本の裏表紙で、自分の家族を連れて、自分が両親と住んでいた家に帰ります!
その絵を見て、ちょっと複雑だった気持ちが晴れた気がしました(>_<)

この絵本は、凄く大人が考えさせられるお話です!
そして、皆さんそれぞれ受ける感想が違うと思います!
ぜひ、一度皆さんにも読んでみていただき、感想を聞かせて下さい☆
